ワンランクアップの収納方法で居心地よい空間づくり

m.maki

2012年06月08日 09:16

最近、整理収納コンサルティングをさせていただいたMさん。


初回から
「(ブログに)UPしてもらいたいくらい!」
と喜んでくれまして・・・ありがたく、ブログUPです(笑)


Mさんは富士見町在住で昨年家を購入。
住み始めて数か月が経ちました。


新しい家になれば理想の心地いい暮らしができると思っていたのですが
「こんなはずじゃなかった」
とのモヤモヤが募る日々だったそうです。
1人でずっと悩んでいましたが、それも限界だったみたい。


家全体を見せていただきながらヒアリングしてみると
Mさんは単に片付いている状態を求めているのではなく、もうワンランクアップ。
居心地のいい空間を求めていることが分かりました。



洗面脱衣所をコンサルティングしたアフターの様子。
全てのモノの行き場に意味を持たせて分かりやすく。
モノの置き方やタオルの畳み方を変えただけでもかなり違います。
お気に入りの香水やオイルなどを使ってディスプレイの予行練習も♪
(今後、別の場所に移動する可能性もあるため)



もともと、自分なりに頑張っていらしたので
ビフォーも一見片付いて見えたのですが・・・



コンサルティング前はこんな感じ。


もっと詳しく伺っていくと・・・


「家全体に統一感がないと感じている」
「お客様に気持ち良く寄ってもらえるような空間にしたい(自信をもってお招きしたい)」
「お子さんに片付けなさいと言わなくてはいけないことに違和感を感じている」
「家族みんながどこに何があるか自分で分かってもらいたい」
「クローゼットが片付いたら、いいタンスを購入して実家に置きっぱなしの着物なども収めたい」
……


たくさんのご希望や普段の様子が見えてきました。


Mさんはお片づけが得意なお友達に手伝ってもらいながらご自分でも試行錯誤して、なんとか理想の住まいに近づけるようにと頑張っていましたが・・・。


Mさんのモヤモヤ解消のため、まずは全てのモノに置き場所をハッキリ、分かりやすく決め、機能的に。
さらに、見た目にも美しく、毎日、ついお家の中を整えたくなっちゃうような収納スキルとテンションを保ってもらえるように住まいと同時にMさん自身もより良く変わっていくお手伝いをしたいなと思います。


このように、ちょっと高いレベルを目指している方の場合は特に
普段使いのモノひとつひとつを慎重に、厳選して持っていただくことをおすすめします。
本当に好きなモノや大切にしたいモノだけしか持たないようにして
今よりも、もっとモノを減らします。
(思っている以上にモノは厳選できます)


例えばオープンの収納棚に100%きっちり入っているのが気持ちいいと感じる方もいれば
30%を入れ、70%は空きスペースにすると気持ちいいという方もいます。
Mさんは後者の、空きスペースを多くした方がいいタイプかなと。


今までにも何回か整理をしてきていた方なので
決してモノが多すぎるお宅と言うわけではありませんでしたが
今回、ちょっと甘かった分類をきっちりやり、要不要をひとつひとつ確認していくと
思った以上にサヨナラするものが出てきてビックリ。


ちょっと面白かったのが、今回こんなやり取りが多かったこと。


Mさん「ずっと前のアイカラー、いつかまた使いたくなるかな?」


(捨てたい気がするけど使うかもしれないし・・・と迷っている様子なので、後押しのことばを言ってあげます)


「肌に直接つけるものだけど、何年も前のものを気持ち良くつけれそう?」


Mさん「いや、無理!!やっぱ捨てます(きっぱり)」
(その勢いでいつか使おうと思いながら使う自信のない基礎化粧・シャンプーなども迷いなくサヨナラ~)


こうゆう、論理的(?)なことを言ってもらえると思い切れていい!と喜んでくれました(笑)


自分にとって本当に必要な物以外、無理して持ち続けなければこんなにスッキリできるんだと気づけたこと、それに気づけた自分にちょっと自信が持てることも嬉しいんじゃないかと思います。


どうして捨てることになってしまったのか。
それを今後の買い物に活かせない?
モノを厳選して持たないともったいないね。


などなど、併せて考えられると、今後余計なモノが増えずにきれいな状態をキープしやすくなると思います。



使用頻度の高いヘアケア&メイク関係をできるだけ出し入れしやすい動線を考えて。
さらに、全てを必ず使うと決めて(笑)分かりやすく収納♪


何年か先、使うかも・・・と思うもの。
それを今すぐ使えば気持ち良く使えるけど
2~3年古くなってしまったら気持ち悪くなりそうなものは
すぐに処分するか、今すぐ使い切ってしまいましょう♪


食べ物に限らず、肌につける消耗品をはじめ
衣類や雑貨類なども新鮮さってけっこう大事。
コンサルティングをしていると、たとえ腐らないモノの中にも
気持ち良く使えるための時期的な鮮度の限界って、あるなぁ~と感じます。


今すぐ使いたくないものを、これから何か月、何年先に使いたくなるのかな・・・?
そんなことも考えながら、モノの要不要は考えられると良いのでは。


ここにあるモノを使うか使わないかの決定権は
「未来の自分」ではなくて「今の自分」が持っています。


関連記事