収納家具を買おうと思うとき
「何となく家の中がスッキリしないから新しく使いやすい家具を買ったら良さそう」
「物が増えてきたから家具を買い足さないと入らなくなった」
などの理由で家具を買ってきてしまうのは失敗のもと。
買ってきたばかりの時はちょっとスッキリするかもしれませんが、しばらくすると、またモヤモヤ・・・なぜか片付かない、すぐに物が増えてくる・・・次こそは、どんな収納に変えようかと考え続けなくてはなりません。
家具を買おうと思ったとき、何のために家具を買いたいのか考えてみてください。
インテリアとして見た時の見た目に問題があるとか、配置できない大きさ、形だから変えたいとかいう場合は有効かもしれません。ただし、もともと、家の中の整理ができていれば、です。
使いにくい家具を使ってきていて、片づけるのに引き出しが重くて面倒、つい、片づけを後回しにしてしまう、なんて場合も、家具を変えることで片づけるのがラクになり、スッキリをキープできることがあります。これも、もともとの整理ができていればOK
まず、部屋の整理、つまりどこに何がどれくらいあるか分かる状態で、不必要なものはほとんどない、という状態にしないと、いくら家具を買い足しても、心からスッキリした、という状態にはなりません。
「家具を買えばスッキリしそう」
「このダイエット器具さえ買えば痩せそう」
なんていうのも、ちょっと、似ていませんか。
収納家具もダイエット器具も自分に合ったものを選び、使いこなさないと何の効果もありません。
間違った使い方をしたら、住まいの貴重なスペースに大きな物がひとつ増えるだけ、ということです。
また、収納家具を「買う」のが目的になってしまっている場合もあります。
「すごく、便利そうな家具!買ってみたい」
「いっぱい入りそう!買ってみようか」
でも、便利に使いこなせなかったら、やはりお家のスペースが狭くなるだけ。
整理できない限り、モノはいつまで経っても増え続ける生活です。
まずは、家の中の整理をしっかりして、今あるものでできるだけ暮らしてみても良いのでは。
それでも、不便を感じたり収納が足りない、変えたい!と分かってから家具を買っても遅くないと思います。
ただし、まだ整理できていないけど、どうしても今すぐ家具を買わないといけない(引っ越し目前など)場合もあるかもしれません。そんな時は、自分が本当に素敵だな、と思う家具、使いやすそうな家具を選び、その家具や引っ越し先の収納スペースに入る物以上に持たないように心掛けることで、スッキリをキープできることもあります。